ルート詳細 O
O4 白駒林道入口―ミドリ池―中山峠−天狗岳−白砂新道−本沢温泉−ミドリ池―白駒林道入口
標準時間  7:40
OP  西天狗岳 往復20分
実走時間  6時間2分(休憩含まず)
白駒林道入口−20分−林道分岐−51分−みどり池(しらびそ小屋)−64分−中山峠−48分−▲東天狗−
10分−▲西天狗−10分−▲東天狗−12分−分岐−41分−本沢温泉−9分−分岐−41分−分岐−5分−
みどり池(しらびそ小屋)−34分−分岐−17分−白駒林道入口
Impression
このルートは、稲子湯から車で10分ほど登った白駒林道入口を拠点に北八ッの最高峰天狗岳を目指します。
苔むした沢沿いの道やトロッコの軌道跡、植生の変化、天狗岳からの眺望など楽しみの多いルートです。

Part1 白駒林道入口−中山峠

林道入口に車をとめ(写真1)林道を歩き始めます。途中ショートカットし野鳥の声を聞きながら静かな森を進みます。屏風橋を渡って数分、林道通行止めの表示が見えたら左の登山道に入ってください。ここからは、水面まで苔が覆い尽くした沢沿いに上っていきます。(写真2)普通山中には見慣れないものが・・・・(写真3)
これは昔木材の搬出に使われた軌道跡。線路の間を歩いているとなにかノスタルジックな不思議な気持ちになりなした。最近ルートの整備をし直したのか、直登の道はロープで閉鎖され、軌道に沿ったつづら登り?でさほど斜度もなく気分よく登っていけます。沢がだんだん眼下に下がっていくと斜度もきつくなり、階段で登るようになります。
階段を上りきると再びトロッコの起動跡に出ます。ここを左に曲がればみどり池まですぐそこです。
写真1 写真2 写真3

みどり池はシラビソに囲まれた静かな小さな池です。(写真1)池から視線を上にあげるとこれから登る天狗岳がその雄姿を見せてくれます。(写真2)しらびそ小屋の脇には動物専用のレストランがあります。リスや野鳥が楽しそうに食事していました。小屋を後にして平坦なシラビソの森を進んでいきます。やがて再び急な登りが始まります。息を切らしながら歩を進めいると右手に木々の間から稲子岳の南壁が見えてきます。休まずに登り続けるとやがて稲子岳方面に視界が開ける場所があります。(写真3)丁度みどり池から中山峠の中間地点になります。
写真1 写真2 写真3

さらに歩を進めると大きな岩を抱きかかえるように生えているシラビソがあります。岩の上にまっすぐ生えているところを見ると岩の上で発芽し少しづつ岩を抱きかかえていったのだと思われます。(写真1)
わかりにくいかも知れませんが写真2で見られるような傾斜が続きます。そろそろ嫌気がさした頃シラビソの森をぬけダケカンバが現われます。地すべりにも負けずにしっかりと大地に根を下ろし踏ん張っています。(写真3)
ここから上を見上げれば中山峠の稜線越しに空が見えているはずです。
写真1 写真2 写真3


Part2  中山峠−天狗岳
最後の一登りを備え付けのロープを使って登りきると中山峠に出ます。中山峠を直進し、5分ほど木道を進むと黒百合平ヒュッテがあります。天狗岳登頂前に一服してもよいでしょう。
中山峠から途中、眺望が開けたところから東西天狗岳を望むことが出来ます。(写真1)
山頂までは、ごつごつした岩場を登ります。白色のペンキで丸印や矢印、×印でルートガイドがありますが、記号が混在していてちょっとわかり難いです。尾根より少し右側に落ちたところが本線のようです。足場は悪く注意が必要ですが、風が心地よく左右の視界が開け、疲れも感じることなく登りきることが出来るでしょう。
写真2は、山頂までの道のりに実っていたシロマメノキです。この実を潰すとメンソールのような、シップ薬のようなスッとした匂いがし、ここまでの疲れを癒してくれる一服の清涼剤になります。
写真3 カーペットを敷き詰めたようにハイマツが生えています。
写真1 写真2 写真3

天狗岳山頂からは、蓼科側には岩場とハイマツからなるなだらかな稜線が、佐久方面には、秩父の山並み眼下に佐久平が眺望できます。当日はあいにく佐久方面から雲があがってきて北八ッ一といわれる眺望を満喫することは出来ませんでした。佐久側はくもり、茅野側は晴れていてちょうど天気の境目にいたことになります。(写真1)
西天狗までは、往復20分ほどで浮石のあるがれ場を通ります。写真2は東天狗より西天狗を撮影したものです。
写真3 西天狗より根石岳方面を望む
写真1 写真2 写真3


Part3  天狗岳−本沢温泉−みどり池−白駒林道入口
東天狗から根石岳方面に下ります。やせ尾根を慎重に下ると前方に際立って白くなっているところがあります。
(写真1)白砂と呼ばれ非常に軽い白石が砕けたもので珍しいもののようです。名前成分不明。この白砂が切れたところが本沢温泉への分岐になります。左に折れダケカンバの木々の間を抜け、倒木を乗り越えながらしばらく急な斜面を縫うように下っていくと、遠くから沢の音が聞えてきます。そのまま沢の音を聞きながら下っていくと沢を2本渡ります。イオウ成分のためか川底は赤茶色に染まっています。2本沢を渡ると本沢温泉まですぐです。本沢温泉は、2150m日本で一番高所にある温泉です。(他の資料には2位とある)露天風呂は、小屋から5分ほどのところにあり、登っていくうちにだんだんとイオウの匂いが立ち込めてきます。お風呂は沢沿いに無造作に更衣室もなくあります。沢の流れる音と硫黄岳の爆裂火口壁を眺めながら湯につかると疲れも吹飛び、癒されます。入浴料520円
本沢温泉を出発し、よく整備された開けた道を10分ほど下るとみどり池方面への分岐があります。分岐を左に折れしばらく登ると林床を笹に覆われたシラビソの森になります。(写真3)時が止まったかのごとく静かな森を進んでいくと下り始め分岐に出ます。分岐を右に曲がり再びみどり池を目指します。みどり池までは5分程度。林道入口まで今回の山行を思い起こしながら戻ります。          2003.9.18
写真1 写真2 写真3